永久脱毛とは？ 2度と生えてこないのは嘘？！ 脱毛の仕組みについてどうしたら毛が再生しなくなる？より確実に脱毛をするための豆知識

脱毛好きの方は、永久脱毛という言葉をよく耳にすると思います。永久脱毛は「毛が全く生えてこなくなるんでしょ？」「全ての毛を無くせる」というイメージを持つかたは多いです。

しかし、永久脱毛の本当の意味とは、全ての毛がなくなることではありません！

永久脱毛ってなに？

永久脱毛とは、「脱毛が完了してから1ヶ月後の状態で、毛の再生率が脱毛処置前の20％以下であること」です。AEA(米国電気脱毛協会)により定義されています。永久脱毛をするためには、レーザーを毛に照射し、毛をつくる組織を破壊し、毛が生えないようにすることが必要です。つまり医療脱毛をすることで永久脱毛が可能になります。

医療（レーザー）脱毛をすると、なぜ永久脱毛ができるの？

医療脱毛は、「毛をつくる組織を破壊し、毛が生えないようにする」脱毛方法です。その仕組みについて詳しく説明していきます。

＊永久脱毛ができるまで＊

医療脱毛で使用するレーザーは、毛根にあるメラニンという色素に反応し、熱を与えます。熱は毛根全体に広がり、毛母細胞という毛をつくる部分を破壊します。完全に毛母細胞が破壊されると、毛は再生できなくなり、永久脱毛ができるのです。

以下の図のような流れで脱毛をします。

レーザー脱毛をしても、毛は生えてくるの？

医療（レーザー）脱毛をしても、毛が生えることはあります。なぜなら、レーザーを1度照射しただけでは、毛をつくっている毛母細胞が完全に破壊されて無くなるわけではないからです。

毛母細胞を破壊するためには、毛根にしっかりレーザーの熱が届かなければなりませんが、毛の状態によって熱がしっかり届かないことがあります。

例えば、毛には生えかわるサイクル（毛周期）がありますが、毛が弱っている状態（毛の退行期・休止期など）では毛根に熱が届かず、毛母細胞を破壊できないのです。

また、毛母細胞に熱が届いても、死滅せずに生き残っていると、また毛が生える原因になります。

どうしたら毛が再生しないの？

毛の成長期という時期にレーザーを照射をすること、1回だけではなく繰り返しレーザーを照射することで、生えてこなくなります。

何回のレーザー脱毛で、永久脱毛ができる？

永久脱毛は、脱毛前の毛に比べて再生率が20％以下のことをいいますが、その状態になるまでに最低でも６〜８回の施術が必要です。

医療レーザー脱毛は、クリニック・医療機関により使用する機械は異なりますが、1回の施術で、全体の約20％の毛にアプローチできるとされています。アプローチとはつまり、「2度と生えなくなる」効果を期待できるということです。

この20％という数字は、生えている毛のうち2割以上は毛周期が適切*だと考えたとき、もれなく照射をした場合に脱毛効果の期待できる割合です。
（*毛周期が成長期の時にレーザーを照射しないと脱毛効果はありません。）

下の図は、一つの目安として参考にしてみてください。打ち漏れがあったり、ほとんどの毛の毛周期が適切でない時は、効果は低くなってしまいます。この図では、永久脱毛（再生率20％以下）できるまでに7回の照射が必要です。また、全く毛を無くすためには12回以上必要になります。
（単純計算で、１００→８０→６０→４０→２０　で、4回の照射で永久脱毛ができるとする考え方もあります。）

永久脱毛をしてしばらく経つとどうなる？（再生率20％以下で脱毛を終了した場合）

数回の脱毛をして、毛の再生率が20％以下になった状態で脱毛を終了した場合についてお話しします。

脱毛を終了して1ヶ月後の、再生している20％の毛は細く薄くうぶ毛のような毛です。その毛は、数ヶ月・数年たつと、前と同じような太さまで回復してしまう可能性があります。

脱毛を終了して1ヶ月後の、その他の80％の毛穴からは毛が生えていない状態ですが、それらの毛穴からは、数年たって、再び毛が生えてくる可能性はほとんど無いです。

美容脱毛（光脱毛）との違い

レーザー脱毛と、サロンなどの光脱毛との違いは、大きく3つあります。

⚫︎光よりレーザーの方がパワーが強い
光脱毛は、レーザーよりも光の強さが弱いため、破壊はできず弱めることにとどまりますが、レーザー脱毛は、毛根に熱を与え毛をつくる組織を破壊します。
パワーが強い分、光脱毛よりレーザーは痛いと感じる場合も多いです。

⚫︎光脱毛より毛の再生率が低い
サロンでの光脱毛は「毛を生えにくくする」脱毛なので、脱毛を終了しても数年たつと元と同じように生えてきてしまいますが、レーザー脱毛は「毛を生えなくする」脱毛なので2度と生えなくなる効果がを期待できます。

⚫︎脱毛に満足するまでにかかる回数
光脱毛は、６〜12回のプランが多く、プランで満足した場合でも1年以上はかかることが多いです。一方、レーザー脱毛は、４〜８回のプランが設定されていて、効果もわかりやすいので満足して半年〜1年で終了する人が多いです。

まとめ

永久脱毛がしたいなら、医療脱毛クリニックに通う

レーザー脱毛をすれば、毛の再生率が低く、一度破壊された毛穴（毛母細胞などの組織）からは、2度と毛が生えてきません！

再び毛の生えてしまう可能性がある、サロンよりも確実に、少ない回数で脱毛ができます。

医療脱毛のできるクリニック３選〜女性編〜

医療脱毛クリニック一覧はこちら

医療脱毛のできるクリニック2選〜男性編〜

	特徴	料金（税込）	脱毛メニュー
メンズリゼクリニック （女性はこちら↓ 全身脱毛なら【リゼクリニック】）	⚫︎3種類のレーザー脱毛機器を、個人の毛質・部位ごとに使い分ける ⚫︎123万件以上の症例あり ⚫︎全国23院	ヒゲ脱毛（4部位）3回 総額：64,680円 ヒゲ脱毛5回 総額：100,980円 全身脱毛3回 総額：164,780円 全身脱毛5回 総額：272,800円	全身脱毛、ヒゲ脱毛、デリケートゾーン脱毛の他、 好きな部位のセレクト脱毛、手足、胴脱毛など様々な組み合わせプランあり
SBC湘南美容クリニック　男性脱毛	⚫︎105万件以上の実績 ⚫︎全国81院	ヒゲ脱毛（6部位）3回 総額：58,050円 ヒゲ脱毛6回 総額：89,980円 全身脱毛3回 総額：149,720円 全身脱毛6回 総額：293,330円	全身脱毛、ヒゲ脱毛、VIO脱毛、ワキ脱毛他、 全身をLパーツ・Sパーツに分けて細かい部分をセレクトできるプランあり

より効果の高い脱毛をするには

今までは医療脱毛の中でも、レーザー脱毛について紹介してきました。レーザー脱毛では、一度の照射で全体の約20％のみにアプローチします。そのため数回の施術（脱毛）を受ける必要があります。

ここでは、さらに確実に脱毛ができる方法があるので紹介します。

ニードル脱毛なら、適切な毛周期に狙いうちできる

ニードル脱毛とは、針を毛穴にさし、毛根に電流を流すことで、毛母細胞などの毛をつくる組織を破壊する脱毛方法です。レーザー脱毛と同様、毛周期のなかの成長期に脱毛をすることで効果があります。ニードル脱毛は医療脱毛ですが、最近ではニードル脱毛よりも美容電気脱毛と呼ばれるエステ（サロン）が多いです。

＊ニードル脱毛による永久脱毛＊

この図のように、1つずつ毛穴に針を入れ、電気を流すという工程を繰り返します。
メリットは、適切な毛周期に行えば、確実に毛根の毛をつくる組織を破壊できる点です。
デメリットは、１本ずつ行う地道な作業なので時間がかかること、痛みがあるという点です。

ニードル脱毛がレーザー脱毛よりも良い点

ぞれぞれ良い点があります。ニードル脱毛が優れている点は、効果の無い毛には刺激を与えないというところです。なぜなら、ニードル脱毛で針をさす際に、１本ずつ毛周期が成長期である毛を見極めて、狙い撃ちでその毛のみに電流を流すからです。（クリニックによっては毛周期を判断しないこともあります。）

レーザー脱毛では、全ての毛・毛穴に広範囲にレーザーを当てるため、毛周期が成長期以外（退行期・休止期など）の毛穴にも刺激を与えることになります。しかし、成長期以外（退行期・休止期など）の毛には、レーザーの効果は出ません。

このような違いがあるので、ニードル脱毛はより確実に狙い打っていると言えます。

美容電気脱毛のできるクリニック

医療脱毛ではありませんが、美容電気脱毛で、1度処置をした毛穴からは2度と毛が生えてくることはありません。

代表的な例としては【エステティックTBC】のTBCスーパー脱毛（美容電気脱毛）です。「終わりのある脱毛」として有名なサロンです。