「夏はプールや海で思いっきりはしゃぎたい!」「好きな時に好きな服を着ておしゃれをしたい!」そんな時にみなさんの大敵となるもの、それは…ムダ毛です。

水着を着ているときに思いっきり泳いだり動いたりしたいけど、脇やVラインなどの毛を気にしながらでは、心から楽しめないかと思います。また男性でも、剛毛に悩む方は、年中脚や腕を気にして好きな服を着れないとなるとつらいですよね。体毛が濃いから不潔そうに思われてしまうのも損です。

しかし、実際に女性の手足や脇にムダ毛が生えていたり、毛穴が黒ずんでいたりしたら気になる男性がいます。剛毛の男性よりもツルスベ肌の男性の方が女子受けがいいという統計もあります。そこで、皆さんに必要不可欠であることが、ムダ毛処理です。

ここでは、様々なムダ毛処理の方法や具体的な商品の紹介をしていきます。

ムダ毛処理には脱毛・除毛がある

通常時のそのままの毛はこのようになっています。肌色の部分が人の皮膚で、黒いものが毛です。これを、脱毛・除毛すると以下のようになります。

脱毛とは

脱毛とは、先ほどの写真の毛を根元から処理することです。脱毛には、クリニックでのレーザー脱毛(医療脱毛)や、脱毛サロンでのフラッシュ脱毛(光脱毛)があります。

レーザー脱毛

レーザー脱毛は、レーザーを毛の根元に当てることで毛の組織を壊して、2度と生えてこないようにする脱毛です。毛の成長期と呼ばれる時期にレーザーを照射すると、脱毛に効果があります。毛には毛周期というサイクルがあって、成長期→退行期→休止期が繰り返されます。退行期や休止期に脱毛を行っても効果が出づらいです。
そのため、成長期以外の毛はまた生えてくるので、クリニックのレーザー脱毛は4回以上のプランが多いのです。

フラッシュ脱毛

フラッシュ脱毛(光脱毛)は、光を毛の根元に当てることで脱毛しますが、クリニックの医療脱毛よりも脱毛力が弱いです。そのため、サロンでは脱毛を何回も繰り返すことで毛を生えにくくします。永久脱毛ではありません。数回の光脱毛では下の図のようにまた毛が生えてきます。

脱毛 断面図

そして、時間がたつと毛が皮膚より上に出てきます。脱毛を何度か繰り返していくと、次に毛が生えてくるまでの期間が長くなります。そして、毛も次第に細く産毛のようになり、最終的にはほぼ生えてこなくなります。

ピンセットで毛を根っこから引っこ抜くことも脱毛の1つですが、肌に負担がかかり、肌トラブルの原因になるのでピンセットを使って抜くのは控えましょう。

銀座カラー
女性専用全身脱毛サロン 銀座カラー

除毛とは

除毛とは、毛の肌より上の部分を取り除くことです。
例えば、シェーバーで毛を剃ると、下の図のように皮膚より上の部分の毛だけが処理できます。カミソリ、除毛クリームなどでムダ毛の自己処理をする方が多いと思いますが、それは「除毛」に当たります。


脱毛と除毛の違い

クリニック・サロンでの脱毛や、シェービング・除毛クリームなどでの除毛を紹介しました。脱毛と除毛の違いを簡単にいうと、毛を根元から無くすのが脱毛、肌の表面に出ている部分のみを処理するのが除毛です。
除毛は再び毛が生えてきますが、脱毛は次に毛が生えてくるのを遅くしたり抑毛効果があったり(サロン)、永久に毛が生えてこなくなったり(クリニック)します。

脱毛・除毛どちらが良いのか?

肌に負担をかけない、ムダ毛処理の時間が減るという点では脱毛がおすすめです。クリニックでの医療脱毛ならおよそ4〜8回(4ヶ月から1年ほど)通うことで永久脱毛ができます。脱毛サロンなら6〜12回(6ヶ月〜2年ほど)通うことで、手入れがほとんど必要なくなるくらい毛が薄くなります。この脱毛期間中は施術中は自己処理が必要ですが、1~2年の脱毛が完了したら、ムダ毛処理の必要がほとんどなくなります!また、カミソリでシェービングすることは肌にダメージを与えますが、脱毛をすることによってカミソリの使用が減り、肌を休めることができます。
そのため脱毛はお勧めできますが、コストがかかるというデメリットがあります。

コストをかけたくない、人にみられたくない※という方には除毛がおすすめです。人によって毛の伸びる速度は異なりますが、ムダ毛処理はおよそ1週間に1度のペースで行うと思います。方法は、自宅でカミソリやクリームによる除毛などありますが、クリニックやサロンで行う脱毛に比べて圧倒的に低いコストで行うことができます。しかし、毛は生え続けるという点と、除毛一回に少なくとも10分ほどの時間がかかってしまう点がデメリットです。一生の時間に換算すると除毛にかける時間は相当長いです。
※人に見られず、自分で脱毛する方法もあります。以下で紹介します。

結論は、ムダ毛処理の時間を減らしたい、楽をして毛を無くしたい方には脱毛、お金をかけずにムダ毛処理をしたい方には除毛をおススメします。

脱毛がしたいけど、サロンやクリニックで人にみられたくない・・どうしたらいい?

自宅でできる脱毛もあります!それは、家庭用脱毛器というものです。
→ 家庭用脱毛器一覧はこちら

おススメの脱毛・除毛方法11選

ここでは、脱毛や除毛にはどんな方法があるのか自宅でできるもの、サロンやクリニックに行ってするものに分けて紹介します。それぞれどんなメリットがあるのかを知り、自分にあった方法でムダ毛処理をしてみましょう!

” 自宅でできる ”ムダ毛処理 7選

自宅でご自身でできるムダ毛処理方法は、大きく分けてシェービング、除毛クリーム、家庭用脱毛器(光美容器と脱毛器)、ワックスシートの5つがあります。
また、普段の入浴時に使用を続けることにより毛を薄くするという脱毛タオルや脱毛せっけんについても紹介します。

シェービング脱毛
脱毛・除毛クリーム
家庭用脱毛器
-  光美容器
-  脱毛器
脱毛ワックスシート
脱毛タオル
脱毛石鹸

シェービング脱毛

自宅でのムダ毛処理の中で一番安くできるのがカミソリで行うシェービングです。しっかりシェービング用のソープを使い、正しい剃り方でシェービングを行えば、とても手軽に時間をかけず行えます。しかし、カミソリで除毛をすると再び生えてきたときに濃く太い毛になってしまうという悩みがある方もいるかと思います。その理由は、もとから毛先にかけて細くなっていくムダ毛の途中で断ち切ることになるので断面が広くなるからです。 また、敏感肌の方はカミソリ負けしてしまうこともあるでしょう。そこでおススメしたいのが除毛クリームです。

脱毛・除毛クリーム

自分でムダ毛処理できて、不器用な方や敏感肌の方でも使えるのが除毛クリームです。ほとんどの除毛クリーム商品は、クリームを塗って5分ほど放置し洗い流すだけで除毛が完了してしまいます。また、カミソリでは剃りづらい膝やVIO(アンダーヘア)などの曲面にも、クリームなら均一に塗ることができます。また、商品によっては繰り返し使用をしていくことで抑毛効果がみられるものもあります。
値段はシェービング脱毛よりは高くなってしまいますが、1本で1か月使えたり、定期コースに入るとオトクな値段で購入できるので、長い目で見るとおススメです。

お風呂で簡単 除毛クリーム【ラグジーブレア】


家庭用脱毛器

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家庭用脱毛器には、光美容器脱毛器があります。この2つは、まったく違う仕組みで脱毛を行っています。

光美容器

エステサロンで行っているフラッシュ脱毛に近い働きをする機械です。光を脱毛部位に当て、脱毛していきます。(光美容器にもレーザー式とフラッシュ式があります。)使用頻度は、使い始めの1か月は1週間に1度の頻度※ですが、2か月目からお手入れの頻度は徐々に下がっていきます。また、顔やVラインに使用できる点が便利です。機械には寿命があり、「約30万回照射※」などの目安があります。使い方は、機械を肌に滑らせて自動で照射するものや、手動で一回ごとに照射をするものもあります。家庭でサロン並のお手入れが、自分の好きな時間帯にできる点がメリットです。しかし、値段が高いこと、永久脱毛できないことがデメリットです。
(※ 推奨される使用頻度、照射回数は商品によって異なります)

サロンクオリティのムダ毛ケア・美肌ケアが叶う光美容器

脱毛器

毛を挟んで機械に巻き込んで根っこから抜いていく機械です。ピンセットで毛抜きをするのと同じ方法で一気に広範囲の毛を巻き込み引っこ抜くので、時間をかけずに処理できますが、痛いです。毛を毛根から抜いているため、除毛と比べて次に毛が生えてくるまでの期間は長いです。また、値段は光美容器よりは安い価格になっています。


脱毛ワックスシート

ワックスシートと呼ばれるものを、脱毛したい部位に貼り付け、一気にはがすことで毛を絡めとり、根っこから引き抜く仕組みです。シートを使用した瞬間に毛が抜けるので、すぐに脱毛したい場合などにおススメです。 またお手入れの回数は少なく済み、最大4週間毛のツルスベ肌が保てます。 しかし、一部の毛を一気に抜くことになるので痛みがあります。そこで、あらかじめ脱毛部位を冷やしておくことなどで痛みを軽減することができます。また、肌に良いとはいいきれません。なぜなら毛と同時に肌の表面を傷つけてしまうこともあるからです。そのため、敏感肌のかたは使用を控えたり、使用頻度を抑えたりすることをおススメします。
値段はクリームや脱毛器に比べたらとても安いです。痛みが多少あるのを我慢すれば、コスパもよくおススメな商品です

脱毛タオル

バスタイムに、体を洗う際にこすって使用します。主に背中などの産毛や、細い毛をからめとる働きをします。カミソリやクリームでは除毛しにくい部位である背中は、脱毛タオルならば簡単に届き、処理することができます。繰り返し使用することで効果があるものなので、即効性はありません。しかし、手では届かない部分の除毛ができる、産毛の除毛ができる、同時に肌の確執なども落とすものもある、といったメリットがあります。
お値段は大体500円から2000円ほどですが、値段によってタオルの素材が違います。肌を擦ることになるので、肌が丈夫なかたにおススメの商品です。デリケートゾーンや脇など肌が薄く弱い部位には使用できません。一度購入すれば何度も使えるという点で、コスパが良いです。

脱毛石鹸

脱毛石鹸とは、名前の通り脱毛してくれる石鹸ではありません!実際には、除毛・抑毛をしてくれる石鹸のことです。脱毛石鹸で体を洗い、繰り返し使用することで、毛を薄く細くしたり、生えにくくする効果があります。ただし、効果は他の除毛方法に比べたらとても微々たるものです。なぜなら、除毛クリームなどとは違い、含有成分が強くはないからです。肌質や毛質にもよりますが、効果を感じるのには時間がかかります。そのため、すぐに除毛したい、抜け目なく除毛したい、というかたには石鹸よりも除毛クリームや脱毛テープ(ワックス)の方をおススメします。

” 自宅でできる ”ムダ毛処理 おすすめは?

先ほど紹介した家庭でできるムダ毛処理方法の特徴を表にまとめました。
ご自身が重要とする項目(コスト、肌への優しさ、効果の即効性、かかる時間)を見て、合う脱毛方法を選びましょう。
一番○と◎の多い除毛クリームは商品がたくさんあります。どんな商品があるのか、それぞれの特徴が知りたい方はこちら

ムダ毛
処理方法
コスト肌への
優しさ
効果の
即効性
間隔※部位時間※
除毛
クリーム

500~
3,000円

10分後

1週間

顔×

15分
光美容器
2~7万円

1週間後

1.5週間〜
1ヶ月

15分
脱毛器
1~4万円

3週間

顔VIO×

10分
シェービン

100~
2,000円

5日

5分
ワックス
シート

500~
2,000円

3週間

顔VIO×

3分
脱毛タオル
1,000~
2,000円

2週間後

常用

顔VIO×

1分
脱毛石鹸
2,000~
5,000円

1ヶ月後

常用

3分
当社調べ @beauty1

※ 表は、自宅で毛が生えている状態(3~5mm)からムダ毛処理を行った結果です。
時間は、脚一本分に要した時間です。除毛クリームは、塗り初めから拭き取りまで、光美容器はシェービングから照射終了まで(フラッシュ脱毛では毛を剃った状態で照射しなければならない商品が多い)の時間です。
間隔は、どれくらいの期間に1回処理が必要かの目安です。1度目の処理後、毛足が3~5mm伸びた時期を記載してあります。光美容器は使用を続けるうちに使用間の期間が長くなります。
商品または肌質・毛質によって、以上の結果と異なる場合があります。


” 施設に通って ”ムダ毛処理 4選

施設には大きくわけてエステサロンと医療クリニックがあります。
エステサロンでは光脱毛やブラジリアンワックスが、クリニックではレーザー脱毛やニードル脱毛が行われますが、その特徴や違いについて説明します。

エステサロン脱毛と医療クリニック脱毛の違いとは?

エステサロンとクリニックで行う脱毛には様々な違いがありますが、大きく違う点は2つあります。
1つ目は施術回数です。医療クリニックでは約5回で施術が完了するのに対して、エステサロンでは少なくとも8回以上施術が必要なところがほとんどです。
2つ目は施術を行うスタッフの違いです。医療クリニックでは、有資格者が施術を行いますが、医療クリニックでは資格がなくても施術が行われます。
選び方としては、価格面ではエステサロンが比較的安くおススメですが、永久脱毛の観点では、クリニックの方がより確実に脱毛できるためおススメです。


エステサロンで行う脱毛

光脱毛(フラッシュ脱毛)

脱毛部位に光を照射し、毛根を弱らせることにより毛を生えにくくする方法です。光の熱が毛根に届くと刺激を与えているのです。人によっては痛いと感じるかたもいますが、レーザー脱毛に比べたら光が弱いので痛みが少ないです。痛いと感じないように、熱や刺激から守るジェルなどを施術前に塗るサロンもあるので、あらかじめ調べることをおススメします。しかし、一部のサロンでは光は刺激を与えるだけではなく、毛穴を引き締めたり肌の黒ずみを改善したりするのです。また、光脱毛でVIOなどのデリケートゾーンも処理できるので、便利です。
その他のメリットとしては、レーザー脱毛に比べて安い価格で全身脱毛を行えるということです。脱毛が完了するまで、1年から2年サロンに通う必要がありますが、その後3〜5年ほどは毛が生えにくくなるので、自己処理の面倒から解放されます。

銀座カラー
女性専用全身脱毛サロン 銀座カラー
ブラジリアンワックス

自宅で行う脱毛テープ(ワックス)と似た使い方をします。サロンでも、ブラジリアンワックスを行うところが稀にあります。

エステサロンで行う脱毛で、ブラジリアンワックスを紹介しましたが、最近ではほとんどのサロンがフラッシュ脱毛を行っています。


医療クリニックで行う脱毛

クリニックでは、主にレーザー脱毛とニードル脱毛の2種類が行われています。現在ではレーザー脱毛の技術が進み、ニードル脱毛が減ってきました。しかし昔からある脱毛法であるニードル脱毛がいまだに行われているのは、より確実に永久脱毛できるからです。その仕組みを説明します。

レーザー脱毛

脱毛の大まかな仕組みは、レーザー光を照射して毛根の組織を破壊し、新しい毛を生成する働きを弱めるという方法です。照射してから2週間ほどで毛が抜け始めるので、最初のうちは自己処理が必要です。その繰り返しでほぼ永久脱毛のような状態にすることができます。エステサロンの光脱毛に比べ、レーザー光のパワーが強いため、より効果が期待できるのがクリニックのレーザー脱毛です。また、施術回数も少なく済みます。
レーザー光は、色素沈着のもとであるメラニン色素に対して働きかけるので、脱毛と同時に毛穴の黒ずみなどの改善も期待できます。
期間は1〜2ヶ月に1回の施術で、1年間続けると脱毛完了する場合がほとんどです。レーザーが毛穴の奥に届き、一度壊れた毛穴からは基本的には毛が生えてきません。強いレーザー光により行うので、痛みはあります。その痛みを減らす工夫がそれぞれのクリニックで行われているので、あらかじめ調べてからクリニックを選ぶことをおススメします。

アリシアクリニック
全身医療脱毛アリシアクリニックc
ニードル脱毛

ニードル脱毛とは、毛穴に針を刺しこみ、電気を流して毛の毛乳頭という部分を破壊することで毛を生えてこなくする脱毛方法です。破壊した毛穴からは毛が生えてこなくなるので、レーザー脱毛よりも確実な永久脱毛といえます。また、レーザー脱毛では照射後すぐに毛が抜けるわけではありませんが、ニードル脱毛ではその場で毛が抜けるのですぐに脱毛の効果が得られます
ただし、毛穴一つ一つ行うので、時間と手間がかかります。そのため値段も他の脱毛方法に比べて高くなっています。また、針を刺す上に電流を流すので、人によっては激痛を感じるかたもいます。確実に永久脱毛する方法なので、痛みという代償に耐えなければいけません…。痛みに弱い方は他の脱毛方法をおススメします。

【レーザー脱毛とニードル脱毛の違いまとめ】
脱毛の仕方

レーザー脱毛はレーザーを照射することで熱を与えて脱毛します。ニードル脱毛は針で電流を流して脱毛します。
効果の出方
レーザー脱毛は2週間後になると一部の毛が抜け始めます。ニードル脱毛はその場で1本ずつ毛が抜けていきます。

NGな脱毛・除毛方法

ピンセットで毛を引っこ抜く

毛抜きなどで毛を1本ずつ抜く方法はおススメしません。なにしろ手間がかかります。また、毛をブチブチと抜いていくことは肌に負担をかけ。傷つけてしまいますし、毛根にもダメージを与えます。
脱毛ワックス(テープ)のように一度に毛がぬけるものが、手間がかからずおススメです。しかし、根元から毛を抜いていることには変わりないので、肌の弱い方はピンセットで抜くのも脱毛ワックスも控えましょう。

シェーバーで毛並みに逆らって剃る

この写真のように、毛が生えている方向に逆らってシェーバーを当てることはやめましょう。肌を傷つけてしまう可能性があります。シェーバーでムダ毛処理をする場合は、しっかりシェービングフォームなどを使って剃りましょう。